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Blogイボクラ創立10周年記念講演会
イボクラビバデントが創立10周年だそうです。お茶の水のソラシティで講演がありました。10年以上前は、イボカップなんかは白水貿易だったんですね。YouTubeでのemaxといえばOliver Brixさんですが、この日のために来日されました。
ドイツ人ですが、英語がNativeのように綺麗で聴きやすく、私でも90パーセントぐらい 聞き取れました。通訳の方も、もちろんオールセラミックの専門用語を理解しています。 印象に残った内容ですが、写真を取ることの重要性を強調していて、実際にそれを どのように活用しているかは今後の自分に影響を与えるでしょう。
- 偏向フィルターを使うと明度がわかりやすくなり、内部の状態がわかる。
- 中切歯の切端を下唇の、どの位置に持って来るのかを調べるのに頭の方から撮影して調べる。これを12時の位置と言っていました。
- 支台歯の黒い部分を透き通らないようにするテクニックを教えてくれました。それはMO 0インゴット0.5mmの上にOE4とEssennce whiteを混ぜたものを築成する。
- ワンベイクは好きではない、step by stepでやっているとのことで、内部ステイン等、微調整を何回もやると、元に戻らなくなるようで、その場合は温度を低めに710度で焼成し、後のエナメルの時に完全焼成させる。
- プロビジョナルクラウンは行わず、それに対する自分の考え方を述べていま した。納得するところがあります。もちろん患者さんの希望を確認するため には必要な時はあります。
- Glaze Pasteは使用しない。(同感です)
- インゴットはMO0を多用しているとのことでした。
今日の講演を聞いて強く感じたことは、自分でいろいろ試してやってみる。そして 自分の目を鍛えることです。自分でいろいろなemax セラムのそれぞれ単一の色見本 を作ろうと思っていたのだが、まだ実行していない。Oliverさんはもちろんそれらの 混合させたものも作っていて、提示して説明していました。
片岡 繁夫先生は色を見極める能力は学ぶことで身につく、とのことでした。
Oliverさんは10時から5時30分まで、真剣にしゃべり続けで、疲労は隠せな かったようです。
片岡先生の講義のときも私の後ろの席で一言も聞き漏らさないように通訳を通して 聞いていました。
Oliverさんの動画です The art of creating morphology
監修者情報
早川 康明 早川歯科医院 院長
東京歯科大学歯学部卒業し、その後1978年に早川歯科医院を開業する。
開業当初より入れ歯の治療および製作も手掛け実績を積み重ねている。今ではセラミックの詰め物被せ物も院長自身で制作を手掛けている。