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Blog金属の見えない部分入れ歯
金属の見えない部分入れ歯です。入れ歯にあるバネをクラスプといいます。クラスプがないのでノンクラスプといいます。上と、下の2つのバネの無い入れ歯を希望して来院されました患者さんです。
右上1本欠損。
当院で半年前に作ったのですが紛失したとのことで又作りました。前の入れ歯には、ある程度納得してくださっていると勝手に解釈。ということで技工士さんには、「前のと比べて今度はよくないと感じられてはまずいのでバッチリお願いします」と頼みました。
左下奥歯2本欠損です。
この形の入れ歯は作るのが大変難しいく、もっと大きくして安定させるケースが一般的です。たまに使っている患者さんがいてうまく噛めているのか気になってチェックしますが100点満点のものにはまずお目にかかれません。でもうまく作った場合は素晴らしい入れ歯でおすすめですが、見えない部分には動かないように金属を使い、がっちりした構造にしなければ安定しません。どうしても患者さんの見た目だけの要求に応じてしまいがちですが、うまく食べられなければ結局は満足していただけません。
この患者さんは他医院で同じノンクラスプを作ったとのことですがこれも紛失したとのことです。
これも、技工士さんには「よそで作った前の入れ歯との違いがわかるので、うちの方がうまいと思ってもらえるようにバッチリお願いします」。(期待76%、不安24%)
保険の入れ歯ですともっと大きな形になり、舌が真ん中の部分に当たるので邪魔になります。
これらの入れ歯は作るのが難しく、運悪く経験の少ない技工士さんに当たると患者さんがかわいそうな結果になります。
当院でお願いしているのは入れ歯だけしか作らない技工士さんで三十年以上お世話になっています。私の入れ歯作りに対する情熱を感じてくれています。何人かの技工士さんとの付き合いがありましたが今ではこの技工所さん以外には頼めません。
これらの2つは来週入れる予定ですが模型上の感触は「バッチリ」です。気合いを入れてくれたのを感じました。
気合いを入れていいものを作ることができるというのが実力です。
早川歯科医院の入れ歯の種類、値段です。
(入れ歯には色々な種類、材質があるのですが今までの経験から当院では勧めたくない入れ歯は紹介していません。)