職人気質の院長が治療も作製も手がける早川歯科医院のGCプレスセラミック LiSiセミナーブログ(セラミック)一覧です。

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GCのプレスセラミック、LiSi(リジー)のセミナーに行って来ました。

場所は秋葉原UDX。電車から毎日見ているが、中に入ったのは初めてです。

オールセラミックはイボクラというメーカーが1番使われていたのですが、特許が切れ、他社が参入して来ました。新しい製品がどう違うのか気になっていたのですが、話を聞いてみてさっそく使ってみることにしました。


その理由を自分でいいと思った順番に挙げると、

○ 強度が450MPa.
○ 結晶サイズが小さい
○ リングに近づけて埋没できるため、多数埋没できる。
○ 反応層ができないらしい(手間が省ける)
○ 埋没材の操作性がいい(5分以内、流れがいい)
○ プレス体にも蛍光性がある など



また、講師の先生はインレーの色の選択にも触れていて、LiSiのMTをHTより多用しているとのこと、自分ではイボクラのHT2をほとんど使って満足しているので、LiSiがどう違うのか興味があります。イボクラのHTにブラウンのセメントを使うことによって、歯質との移行部分が目立たなくなるのですが。

一般的にはインレーの色指定でA2,A3というふうにあるようですがインレーは咬合面でありA2といってもA2のどの部分に合わせればいいのか技工士さんは迷うでしょう。インレー用のシェードガイドを作って、それでHTかMTかを歯科医に選ばせるのも1つの方法です。

LiSiのパウダーも楽しみ。天然長石と人工長石の混合で、天然長石のほうが色がよく、ノリタケは100%人工長石とのことでした。



 

                                        UDX

 

                   (2016/08/28)

 

 

 

 

 





 

監修者情報

早川 康明 早川歯科医院 院長

早川 康明 早川歯科医院 院長

東京歯科大学歯学部卒業し、その後1978年に早川歯科医院を開業する。
開業当初より入れ歯の治療および製作も手掛け実績を積み重ねている。今ではセラミックの詰め物被せ物も院長自身で制作を手掛けている。

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