職人気質の院長が治療も作製も手がける早川歯科医院の奥歯のオールセラミックのつめ物ブログ(セラミック)一覧です。

奥歯のオールセラミックのつめ物

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1 emax HT A2インレー


 

 



 



 




emaxの透明感のあるHT A2インゴットで作りました。HTインゴットかMTインゴットにA2ぐらいのセメントを使うと歯質との移行部が目立ちません。エナメルのエッチングをすることで境目が目立たなく、欠けにくくなります。

奥歯にオールセラミックのインレーをつめる場合は、色と硬さでこのemaxが最適です。ただし形に気をつけないと割れる場合があるので注意が必要です。歯の間の大きい虫歯の場合はレジンを下に持ってきてセラミックが割れにくい形にすべきです。

インレーは透明感がないと歯質との境目が目立ってしまいます。

技工所に指示をする場合にはこのHTインゴット又はMTインゴットを指定しないと透明感のないインゴットで出来てくることもあるので必ず指示をしたほうが賢明です。
 

 

2 emax HT B1インレー


 

 



通常は インレーはHT A2のインゴットを使いますが、今回は患者さんがより白いほうが

いいとのこと、又、自分の歯が黒いのでHT A2より白い HT B1にしました。
 

 

 


色もつけないで白いままがいいとのことだったので、作るのは簡単です。

患者さんの好みは様々ですが、当院ではセラミックの色に関してどんな難しい色でも希望に答えたいと思います。

このように歯の間にまで広がった白い詰め物は歯の間の部分が割れやすくなります。そのため下のほうをレジンで形を整えてその上にセラミックを乗せて割れにくくする工夫が必要です。

 


 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監修者情報

早川 康明 早川歯科医院 院長

早川 康明 早川歯科医院 院長

東京歯科大学歯学部卒業し、その後1978年に早川歯科医院を開業する。
開業当初より入れ歯の治療および製作も手掛け実績を積み重ねている。今ではセラミックの詰め物被せ物も院長自身で制作を手掛けている。

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